附小っ子ダイアリー
2016/11/24(木)
2年生
食育
旬を知らないなんてもったいない!
11月22日、2年1組で「旬博士になろう」という学習を行いました。
私たちの周りは、いろいろな食べ物に溢れています。どんな食べ物も、いつでも食べることができるため、食べ物の旬を感じる機会が少なくなってきていると言われています。しかし、旬の食べ物には多くのよさがあり、旬を意識することは、豊かな食生活に繋がります。
まずは、夏が旬のきゅうりを使って旬と旬でない食べ物の違いについて考えました。旬のきゅうりの特徴は、1学期に生活科の学習できゅうりを栽培したことを思い出しながら考え、旬でないきゅうりの特徴は、実際に実物を観察しながら考えました。さらに、栄養教諭が、旬のきゅうりは元気があり、旬でないときと比べて表面やヘタの周りがかたいと伝えると、子どもたちはきゅうりをなでたり、曲げたり、へたの周りを押したりして、「本当だ!秋のきゅうりはやわらかい!旬のきゅうりの方がおいしそうだなぁ」と驚いた様子で、旬と旬でないきゅうりの違いを感じていました。
次に、栄養教諭から旬についての話を聞きました。旬とは、「食べ物をとるのに一番よい時期」であること、旬にはその食べ物がおいしくなる、栄養が多くなる、値段が安くなる、たくさんとることができると教わると、子どもたちは「旬にはいいことがたくさんあるんだね」「旬の食べ物が食べたいなぁ」という声を上げていました。
旬の食べ物を食べるためには、どの食べ物がいつ旬を迎えるのかを、知らないといけません。そこで、いろいろな食べ物の旬がいつであるかについて、考えることにしました。子どもたちは、提示された6種類の食べ物の旬を、「春になるといちごをよく見る気がするよ」「秋にいも掘りをしたことがあるから、さつまいもは秋だよ」「はくさいは、冬に鍋に入れてよく食べるから冬かな。でも、春にも売っている気がする」「さんまは昨日食べたよ。きっと秋だ」と、自分たちの生活を思い出しな がら話し合い、考えることができました。
旬についてずいぶん詳しくなった子どもたち。あとはどんなことを知ったら「旬博士」になれるかな?と問いかけると、「旬の食べ物を味わうこと!」という答えが返ってきました。そこで、今が旬のさつまいもを味わうことにしました。1学期の食育で学習した「給食ソムリエ」としての味わい方を生かして味わい、「スイートポテトみたいないい香り」「ホクホクでしっとり」「砂糖が入っているみたいに甘い」と、旬のよさを実感することができました。授業の最後には、全員が見事に「旬博士」となりました。そして現在、「旬博士」として旬を探す活動を行っています。家での食事や給食、スーパーや外食先などで、旬の食べ物を見つけ、味わったり観察したりしてその特徴を知る、というものです。授業後の給食では、さっそく旬のカリフラワーを発見し、「旬を見つけたよ」「ホクホクでおいしい!」と味わっていました。
ぜひ、ご家庭でも子どもたちと一緒に旬を見つけ、味わっていただけたらと思います。