校長からのメッセージ
本校は、明治8年(1875年)に開校した大変歴史のある学校です。明治から令和までの長きにわたり、教員養成校の附属学校としてこの地域の教育の拠点となり、その発展に寄与してきました。本校が、これからもその役割を果たしていけることを願っています。
今、世の中はこれまでにない速さで変化しています。しかし、先が見通せないからと受け身になってすくんでいては前に進めません。私たちが育てたいと思うのは、自らの人生を主体的にきり拓いていくことができる人です。そのために必要な力は、世の中の様々なことを自分事(じぶんごと)として捉え、自ら問いを立て課題を発見・解決していく力、その営みを、時には一人で、時には仲間と協働して、粘り強く追究していく力だと考えます。
本校には、こうした力を身に付けることのできる学びの場、将来にわたって学び続けることのできる「学び手」を育てる場であることが期待されています。そして、その対象は、在校する子どもたちのみならず、教職員、保護者、実習生、本校の研究に関心をもってくださった方々など、本校に関わる全ての人であると考えます。
隣接する附属幼稚園・附属名古屋中学校と連携した教育活動、本学学部の教員と共同・連携した先進的で実践的な研究活動をはじめ、こうした附属学校ならではの特色を生かした取り組みを、今後ますます推進していくことによって、その実現を目指して参ります。